kogumaの育児ダイアリー

徳島市在住のライター。アラフォーで思いがけず妊娠しました。我が家の「かぞくのはじまり」を記録します。

「そして父になる」夫編

kogumaのバースプラン

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立会い拒否の夫だったけれど

出産前の夫は「検診の付き添いNO!」「立会い出産、断固拒否!」と意思表明していました。kogumaもそんな夫に過度の期待はしておらず、産後にできることから手伝ってもらえればいいかな、くらいにほぼ戦力外通告していたのです。ところがkogumaの 陣痛が突然やってきてあれよあれよという間に出産の現場にひきずりこまれてしまった夫は、そんなスタンスどこへやら。無我夢中でkogumaの手を握りしめ、ありとあらゆる言葉を駆使して励ましてくれたのです。それは松岡修造さんをも超える熱血応援ぶり。

やっぱりパートナーの励ましが一番の力に

「息をまず吐いて!吐いたら自然に吸えるよー。さあ一緒にスー、ハー。続けてスーハー」。「さあ、赤ちゃんもうちょっとで出てくるよ。頑張れ頑張れ、kogumaならできる! 」。 どこで覚えてきたのか呼吸法のリードをしてくれたおかげで、分娩の最中も痛みで絶叫することなくわりと冷静に赤ちゃんが降りてくるイメージをしながら、しっかりと呼吸を確保して赤ちゃんに酸素を供給できた気がします。あまりにも分娩のスピードが速かったので、助産師さん2人も分娩にかかりきりで、手を握ったり励ましてくれる人が夫だけだったのでありがたかった。赤ちゃんを産んだ瞬間「あー、終わったー」という達成感と安堵に包まれ、最後に吸った息をじっくりと吐いて、その何ともいえない爽快な気持ちを味わいました。と同時に「夫と一緒に産んだんだ」という充実感でいっぱいに。

産後、助産師さんから「バースプランどころじゃなくてゴメンねー」と謝られましたが、いえいえそんなことはなくて、振り返ればほぼバースプラン通りのお産となりました。医師の先生と2人の助産師さんに心から感謝です!

父になった夫、忘れられない夜

産後の処置が終わった深夜2時半、朝から仕事で遠出をする夫はkogumaと赤ちゃんの顔を覗き込みながら「帰るよ」とLDR室をあとに。翌日、聞くところによると、帰ろうにもタクシーがつかまらず、国道192号線をてくてくと歩いて帰宅したそう。星のまたたく空を見上げながら、深夜の国道沿いを夫がどんな気持ちで歩いていたのか。聞いてみたいような気がしたけれど、それは彼だけの宝物なんだと思い直して、そっとしておきました。