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kogumaの出産育児ダイアリー

徳島市在住のライター。アラフォーで思いがけず妊娠しました。我が家の「かぞくのはじまり」を記録します。

「母子同室」という名の産褥合宿

出産後からすぐに赤ちゃんのお世話

kogumaが出産した総合病院では母子同室が基本です。24時間赤ちゃんと一緒に過ごすことで、赤ちゃんが欲しがるときはいつでもおっぱいをあげられるし、授乳回数が増えることで母乳の出も良くなるそうです。また入院中に赤ちゃんのお世話をしていると、わからないことがあっても助産師さんにいつでも聞けるし、指導もしてもらえる、といいことずくめな感じなのですが…。

身体が思うように動かない

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赤ちゃんと一緒に迎えた朝。やわらかな光が差し込む病室で、人生の新しい1ページをめくるようなすばらしい夜明けとなるはずでしたが、実際は、出産後の痛みと点滴の管につながれた状態で、体は思うように動かず、排尿感覚も麻痺してしまっていて、トイレに行くのも必死の有様でした。

赤ちゃんを眺めても「かわいい」と思う余裕もなく、まずは自分のボロボロになった体がきちんとリカバーするのか不安でいっぱいに。スピード出産したkogumaでさえこんな調子なのに、陣痛時間が長かった方や難産だった方はどんなに大変なことでしょう。

赤ちゃんのお世話の仕方がわからない!

なんとか自力歩行できるようになった昼ごろ、個室に移動して母子同室で赤ちゃんのお世話が始まりました。

ここではたと気づいたkoguma。赤ちゃんのお世話の仕方、おっぱいのあげ方、何も知りません。妊娠中はとにかく無事に出産することばかり考えていて、産まれた後のことなど想定外だったのです。

授乳が痛いって知らなかった

まず驚いたことは、おっぱいを吸われると痛い!ということ。出産後3日くらいはまだ母乳がしっかりでてこないため、赤ちゃんが吸っても吸っても満足することはありません。乳頭は吸われすぎてヒリヒリと真っ赤になり、赤ちゃんが吸い付くたびに激痛が走るのです。

「満足そうにコクコクとおっぱいを飲む赤ちゃんを見てほほえむ自分」を想定していたkoguma。早くも母乳育児に挫折しそうになりました。助産師さんに「みなさん痛くても授乳してるんでしょうか?」「世のお母さんはこの痛みを乗り越えているんでしょうか?」などとしょうもない質問を繰り返し、そのたびに「慣れたら大丈夫」「痛いのなんて最初だけ」「1ヶ月もしたら授乳が待ち遠しくなるよ」などたくさんの励ましをいただき、なんとかがんばれました。

助産師さんによるおっぱいマッサージや足湯、背中のアロママッサージなど公立病院とは思えないほど至れり尽くせりなお世話のおかげで、4日目くらいからkogumaと赤ちゃんの授乳リズムが合ってきて、夜中にミルクを足さずに完全母乳で過ごせるようになりました。

5日間で睡眠時間トータル10時間弱

入院中に育児がマスターできるはずもなく、赤ちゃんは「おっぱい。おっぱい」と泣くばかり。なんとかおっぱいをあげても、新米母はげっぷの出し方がヘタクソで、赤ちゃんは真っ赤な顔をしていきむ、うなる。深夜にこれが始まるとホラーです。小さな赤鬼と化したギャン泣きする赤ん坊と個室で2人きり。ぎこちなく抱いてやることしかできず、途方にくれることしばしば。そんなときはいつも助産師さんが駆けつけてくれて、心地よいリズムでまあるく抱いてくれたり、ミルクを足してくれたり、とレスキューしてくれました。

ただ、昼間は「おっぱい、オムツ替え、げっぷ出し、抱っこ」と回診、検温、おっぱいマッサージ、お見舞い来客対応、などを一人でこなしていると、寝る暇もなく、毎日1〜3時間弱の睡眠時間で5日間の入院期間はあっという間に終わりました。たぶん一生でこんなに寝なかったときはなかったかも。産後の傷も痛むし、血圧が下がらず点滴はついたままで、24時間赤ちゃんのお世話をする産褥入院合宿は正直、出産前には想像もできなかったことでしたが、おかげで退院後はスムーズに完全母乳で育児をスタートすることができました。