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kogumaの出産育児ダイアリー

徳島市在住のライター。アラフォーで思いがけず妊娠しました。我が家の「かぞくのはじまり」を記録します。

これって産後ウツ?!(生後2〜3週間)

我が子が「かわいい」のかわからない

正直にいうと、新生児期の1ヶ月は「我が子がかわいい」と思えませんでした。自分のお腹で10ヶ月も育てて、やっと会えた我が子なのに、かわいいというよりも「大変なものを手に入れてしまった」という畏れに近い気持ちでいっぱいに。ふにゃふにゃで扱いづらく「飲む、寝る、おしっこorうんち」を繰り返すちっちゃな人間相手に、なぜか「一心同体」というよりも「二心二体」という感覚がぬぐえず、赤ちゃんを客観的にしか見れない自分を「母性ゼロ」なんじゃないかと不安でいっぱいになりました。

思ってた育児となんだか違う気がしたり

産後は「仕事+家事」が「育児+家事」に変換された、といえば簡単です。しかし仕事には終わりがあり、頑張ったら頑張った分だけフィードバックもあります。ところが育児はエンドレスで、新生児にレスポンスは期待できません。一番キツかったのは、真夜中に「オムツ交換→おっぱい→げっぷ出し→抱っこ」とルーティンを終えたにもかかわらず、ギャン泣き止まらず、途方にくれた時でした。

赤子と2人きりの部屋で「どうした?何が不満なんだ?」と問うてみても返事はなく、とにかく真っ赤になっていきむ、うなる、泣く。どうしようもなくなって、しばらく「放置」という名の「様子見」を決め込むも、新米母は気が弱く、数分と経たずにまた抱っこ。しかし手足をバタつかせ、身体を反らせて、ギャンギャン泣きはヒートアップ。血管が切れるんじゃないかと心配するほど泣いた挙句、また振り出しに戻って「オムツ交換→」から開始したところ、障子に光が差し込むころにやっと力尽きたように眠る我が子。もうヘトヘトになりました。それまで「こうすれば、こうなる」というある程度の想定の範囲内で社会生活を送ってきた身としては、「なにをやっても、どうにもならない」状況が耐え難く、なんだか思ってた育児と違う!こんなはずじゃなかった!と思ったこともありました。

わけもなく涙が出てきたり

黄昏時、わけもなく涙がツーっと流れたこともあります。芸能人の乳がん報道を見ただけで「この子が大人になるまで生きてられないんじゃないか」と突飛なことを悲観したり、我が子をかわいがる夫を横目にみて「この人は孫を見ることはできるんだろうか」と勝手に(失礼な)同情をしたり、高齢の義両親が「さて、いつまでこの子の成長をみれるんかいな」という言葉にぐっときたり…。

とにかく「辛い、苦しい、悲しい」という感情ではなく、「切ない」気持ちになると涙腺が緩んでくるのです。そうそう、夜中に赤子が泣いて、翌朝、夫に「子育て向いてない。赤ちゃんがかわいいと思えない」と子供みたいな愚痴を吐いたあと、夫が黙ってほかほかのお味噌汁を作ってくれたときも泣いてしまいました。自分が情けなくて、夫の優しさが身にしみて…って感じです。

産後ウツにも終わりはある

振り返ると、ウツまっただ中のとき、3歳の男の子のママである友人とのメールにずいぶん助けられました。

koguma「赤ちゃんが無性にかわいいっていう感情があんまり湧いてこない」。

友人「私の場合、かわいいと思う余裕なく、死んじゃうんじゃないかと涙にくれてたよ。新生児はあんまり反応ないしね。情の移り方は人それぞれなんちゃうかな。とにかく今は平時の心身じゃないことは確か!今思っていることはころころ変わっていくよ」。

バイタリティーあふれる友人でさえ、そんな気持ちを味わっていたのかと思うとなんだか気が楽になった覚えがあります。

 

後日談。生後1ヶ月検診を受けたあとくらいから、上記のようなウツ症状はすっかりなくなってしまいました。赤ちゃんはあまりギャン泣きをしなくなり、いきみやうなりもだんだん減ってきて、夜中も4〜5時間まとまって眠ることが増えてきたので、新米母も落ち着いてきたようです。今となっては、あのセンチメンタルな自分はどこへ?って感じです。