女性とは「痛みの性」「忘れる性」
女性の人生は痛み多し
女性って人生の中で痛いことが多いですよね。わずらわしい生理痛、婦人科系の定期検診で受ける内診、乳がん検診のマンモグラフィー、そして出産のときの陣痛、産後の会陰部の痛み、授乳の痛み、などなど。人生における肉体的な侵襲が男性に比べて非常に多いのが女性だと思います。
でも、それらの痛みを、時が過ぎればすっかり忘れてしまえるのも女性なんですよね。出産後はそのことをかなり実感しました。kogumaも産後1ヶ月が過ぎて、出産の痛みも、さらにあれほど挫折しかけた授乳の痛みもすっかり忘れてしまったのですから!
「忘却力」が女性の強さ
新生児期は「子育てこんなに大変やのに、みんな2人も3人もよく育てられるよなー」と不思議で仕方なかったのですが、産後1ヶ月を過ぎて落ち着いてくると、あのちっちゃくてふにゃふにゃとした新生児のころがすでに懐かしく、睡眠不足で産後ウツになったことさえ忘れてしまっているのです。「女性は強し」といわれるのは、この「忘れる力」があるからかもしれません。
一方で毎日「授乳、オムツ交換、抱っこ」の無限ループを繰り返していると、我が子の日々の成長さえもどんどん忘れてしまっている気がします。ふと赤ちゃんを眺めてみると、1ヶ月前とは比べものにならないほど顔の表情が豊かになってきて、朝晩の生活のリズムも少しずつ整ってきたように思います。気が付かない間に成長してるんですね。
一ヶ月前の育児ダイアリーを読み返すと濃密なのにあっという間に終わった新生児期。この調子で時が過ぎていくのかと思うと、「いま、この瞬間」をこどもとしっかり向き合って子育ての時間を大切にしたいな、とまたまた切なく思ってしまうのです。あ、なんだか熱いものがこみ上げてきたような…。