産後クライシス?!
正月、産後クライシスに襲われる
出産時には夫の激励に感動し、産後は毎朝夫が手作りしてくれる和定食に舌鼓を打ち、
我が子を間に挟んで「かわいいねー」と微笑み合う円満な夫婦だったはずなのですが、
やってきました「産後クライシス」。
それは1月2日の出来事。
そう、箱根駅伝の初日のことです。
これまで毎年欠かさず応援してきた箱根駅伝。
こたつに入って日本酒をちびりちびりとやりつつ、寒風吹き荒れる中を激走する若人を応援するのが至福のひとときでした。
ところが、母になったkogumaにとってそういうお正月の過ごし方は当分の間おあずけとなります。
普段と変わらず赤子のお世話をしつつ、なぜかお正月はそれまでの朝食づくりを「お休み」している夫にお雑煮を作って出し、お昼ご飯を作って出し、晩御飯を作って出し、ほろ酔い加減の夫の「語り」に耳を傾け、食べ散らかしたダイニングテーブルを片付けようとしたところで怒りがマックスに。
koguma「ちょっとは手伝ってよー」
夫「正月くらいゆっくりさせてー」
koguma「はぁ?わたしは正月もなんもないんやけどー」
夫「ぼくはちゃんと手伝いよるもん!!!(怒)」
そんなわけで一言もしゃべらない冷戦状態に突入。
変わらない夫、変わらざるを得ない妻
例年どおり変わらない正月を堪能する夫。
すっかり赤子のペースで生活が変わってしまったkoguma。
両者の間に横たわる溝はマリアナ海溝よりも深く、
知らぬ間に相容れない状態となっていたようです。
冷戦状態の間は夫の食事づくりはするものの、自分のペースで一人食べて後片付けをして、赤子の世話をしていました。夫も自分が食べた後片付けはきちんとやってくれてます。そこで気付いたことが。この状態、かなりラクかも?!
夫は夫で「いわれたことはちゃんと手伝ってるし、助けてきたのにー」と不満でいっぱいのようですが、kogumaからすると、
台所の洗い物してねといわなきゃしない夫、
掃除機かけてといわなきゃかけてくれない夫、
お風呂掃除してねといわなきゃ洗わない夫、
まさに「指示待ち夫」の存在に「期待が裏切られっぱなし」のストレスが相当たまっていたようです。つまり期待する相手がいないと事はサクサクと進み、気持ちがラクになるのです。
しかし、人間、そうそう同じ空間で黙っていられるわけもなく、さらに赤子と二人きりの生活でオトナと喋りたい欲求に負けたkogumaはあっけなく降参しました。
というのも冷戦状態のとき「明日から朝ごはんの用意はいらんから」と言い放ったkogumaでしたが、翌朝、きちんとお味噌汁やら大根おろしやらkogumaのお膳が用意されているのを見たとき、「負けた・・・」と思ったからです。
生後3ヶ月で迎えた産後クライシスでしたが、ホルモンバランスの関係で「旦那がうざい」「無性にイライラしてくる」などといった症状が出やすいそうです。
なかには、これをきっかけに離婚にまで発展するカップルも。
そういえば、子供を産む前は「せっかく子供を授かったのに離婚するなんて信じらんないよねー」と思っていたのですが、こういうことだったのですね。
人間、なにごともやってみないとわからないことだらけです。