kogumaの育児ダイアリー

徳島市在住のライター。アラフォーで思いがけず妊娠しました。我が家の「かぞくのはじまり」を記録します。

NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?〜最新科学で迫る日本の子育て〜」

NHKスペシャルご覧になりました?

産後の母親が感じる孤独、鬱、イライラなどの症状について科学的にその原因を追求していました。

「共同養育」の性がインプットされている

人間(女性)は約700万年前に遡る進化の過程で、毎年子供を産んで育てることができるように共同養育(仲間同士で子供を育てる)の本能を持っているそうなのです。だからここまで人間は繁栄してきたといえます。ところが、この100年くらいの間に(人類の歴史からみると超短期間)核家族化が進行したため、人間の本来の性質が環境についていけず、本能は共同養育を求めているのに、現実は母親ひとりに子育ての負担がのしかかっていて、必然と孤独を感じてしまうらしいのです。

ちなみにチンパンジーは約700万年前に人間と進化の過程を違えたそうなのですが、共同養育の本能を持っていないため、母チンパンジーは5年間子育てにかかりきりでその間は妊娠もしないそうです。

とにかく700万年もの昔にさかのぼって人間の本能から解説してくれると、育児中に母子で煮詰まりやすいのはそういうことなんだ、と変に納得できますね。

共同養育は幻想か?!

現代において共同養育する「仲間」にあたるのは保育所や親になると思うのですが、高齢出産すると頼りの親がまさに高齢になってきて「手がいたい、足がいたい」「子守は疲れる」「体調崩した」となりやすいため「仲間」にカウントできないケースも出てきます。となると、早々と環境に適応して、夫あるいはパートナーなど少人数で子育てをうまくやっていく能力を開花させるしかありません。

 

ちなみに一緒に番組を観ていた夫は「kogumaがイライラしてたのも理由があるんだー。ちょっとこわかったけど、そういうことなら仕方ない」とうれしそうでした。kogumaはkogumaで『人間だもの』と相田みつを風に思った次第です。