静かなる「しないブーム」。家事育児の新たな潮流。
しばらく前に読んだ30~40代の女性向け雑誌で、
育児手抜き宣言!的な記事を読んだ。
フランスをはじめ、ヨーロッパの国々の子育てを例に挙げながら、
「日本のような複雑な食事を作っている家庭はどこの国でもない。
もっと気楽に簡単に家事をしてしまおう」という呼び掛け。
読みながら、ほーっと気が抜けたのを覚えている。
昨日、本屋さんで育児雑誌「クーヨン」を買ってパラパラめくっていると、
フランスの育児を目の当たりにした経験から、
「しない家事、しない育児」を呼び掛けていた。
何をしないのかというと、まず朝ご飯の調理に火は使わないのだそう。
パンにハム、チーズ、生野菜を並べておしまい。
「女性の就業率が高い上に出生率も維持しているフランスでは、
料理といっても簡単なものが当たり前」という趣旨のことをいっていた。
コウケンテツさんのようなイメージ稼業の人は、
朝から青菜やにんじんラペなどを並べて、
彩りの良い食卓に家族も大喜び、
という風景を当たり前としそうだが、
3人目のお子さんが生まれてから、
もうそんな価値観では家の中がまわらなくなったそうで、
「しない育児」を実践するようになったのだとか。
我が家も手間を最小限にして、できるだけ添加物の少ない
手作りのごはんを用意したいと思い、
途中までしたごしらえをしておく
「半調理」に挑んではいるものの、
その「下ごしらえ」だって結局は自分がやらねばならぬことで、
いつの間にか「下ごしらえに追われる日々」だったりする。
で、今朝はトーストと、切っておいた小松菜とソーセージと卵の炒め物、
を用意した。小松菜を切っておくという下ごしらえに助けられる。
でも子どもはトーストを食べず、
昨夜のうちに炊いておいた玄米をパクパク。
玄米を炊いておいた昨日の自分に感謝。
今夜は、漬けにしたさわらを焼いて、塩蒸ししたかぼちゃを添えて、
切っておいた小松菜でお味噌汁を炊いて、おしまい。
めんどうだけど、下ごしらえという半調理に結構助けられているかも。